2020年4月4日土曜日

新三年生の皆さんへ09


目次だけも様々な、情報が読み取れます。
例えば、「疑わしい有蹄類」って何?
「羽衣」とかほんまにあんの? どういうこと?
なんていうのもあるでしょうし、「ジャスミンオイル」なんか、もう1000年も前に輸入されてたんや。
などなど、想像力をかき立てられると思います。
もっとじっくりみて下さい。ページ数がありますよね。「人質」は「82」ページから始まって次の項目の「朝貢物としての人」は「83」ページから始まっていますから、「人質」は1ページしか内容がないと思われます。「馬」は「103」ページから始まって、次の項目の「駱駝」は「118」ページから始まりますから、「馬」ついては15ページにもわたって書かれているということです。
やはり、唐代でも馬は重要な家畜で、注目されていたんですね。

しかし、

調べる項目に「馬」を選ぶと大変な目にあいます。

自分で、項目を選んで、つまり対戦相手を選ぶわけですが。
「馬」のようにページ数が多いやつは防御力が強くて、攻略しにくいんです。
おいおいわかりますが、ページ数は防御力と思ってもらって大丈夫です。
防御力のある相手は攻略しにくいのですが、「人質」みたいに弱い相手を狙ってしまうと、こちらの経験値が伸びません。
卒業研究を構築するには経験値が大事ですから、やはりそこそこの相手を選ばないと。

この第五セメスターをクリヤーすると、後期は第六セメスターになります。大原ゼミコースでは、第六セメスターで自分の好きなこと、卒業研究につながるものについて研究発表をします。つまり、「まとめる」「構築する」を実践していくのです。
その時に、自分の興味のあることに関する資料を集めることになりますが、それをどの様に並べたら論文としての体裁を整えることができるのか。
見本となるのが、今回のミッションのです。
皆さんはシェーファーの書いた項目を完膚なきまでに、バラバラに分解することで、シェーファーがどのような資料をどこから探し出し、それをどのように組み立てたのかを突き止めることができるのです。
同じように、あなたが、選んだ卒業研究のテーマをどのように攻略するのか、その資料を集め、結論を構築する設計図のプロトタイプを手に入れることになるのです。
そして、今度は防御力の高い自分自身の卒業研究を組み立てることで、最終検査の口頭試問をクリヤーし、副査の先生方を唸らせることができるのです。

ここで身につけるテクニックは、そのまま卒業研究作成に応用でき、第8セメスターをスムーズに終わらせることができる重要なアイテムとなります。

では、どうやって分解していくのか?



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