2020年4月20日月曜日

大原ゼミ一年生の皆さんへ

ようこそ、神戸学院大学へ、ようこそ大原ゼミへ、

本来なら、何週間前に、皆さんと会えるはずだったのですが、そういうわけにはいかなくなりました。
また、神戸学院大学人文学部の良さを少しでも早く知って欲しいのですが、なかなかそれもかないません。
ですから、せめて私のゼミに配属された皆さんが、少しでも早く、神戸学院大学人文学部の良さを知ってもらいたいと思い、事務の方に無理を言ってこのブログへの案内メールを送ってもらいました。

合格、本当におめでとうございます。

大学ってどんなふうに勉強するの? 人文学って何? 高等学校ではそんな科目なかったからわからへん。

という人もいるでしょう。そして、もちろん、皆さんが進んでこのゼミを選んだわけではないこともわかっています。

授業がなかなか始まらない今、皆さんに少しでも早く大学の面白さを、研究の楽しさを知って欲しいと思います。
まず、高等学校と、大学の大きな違いを言葉であらわすと、「勉強」と「研究」の違いです。そしてそれは「学習」と「学修」の違いです。
中には、「みんな働いているのに、まだ勉強するんか。」とか、「どんだけ勉強が好きやねん」とか、「勉強にそんな大金よう出せるな」なんて言われて、大学に来た人もいるでしょう。
でも、大学は確かに勉強という面もありますが、実際には研究です。ですから、あなた方は、どのゼミに配属されようが、最終的には「卒業研究」を提出し、キビシイ?審査を経て合格点を取らなければ、卒業できません。大学は勉強するところではありません。研究機関です。
では、勉強と研究の違いは何でしょう?
勉強は決められたことを身につけていくもので、どの高等学校でも大体同じ内容です。
しかし大学では、そして人文学部では、決められていることは非常に少なく、ほとんどの事を自分で考えなければならないということです。
そして、どの授業も、神戸学院にしかないものです。
例えば、「歴史I」という授業があります。同じような授業はいろいろな大学でおこなわれています。神戸学院大学の人文学部では、私が担当しているのですが、この授業は私が同じ神戸学院大学の北村先生の書かれた本を使って、独自のやり方でおこなっています。「歴史II」は同じ教科書を使って北村先生が授業をされていますが、やり方は全く違います。
 神戸学院大学を卒業すると「学士」という証書をもらいます。この証書は東京大学を出ても、神戸大学を出ても同じ価値を持っています。嘘だと思う人もいるでしょう。どこかの企業や公務員の給料規定を見てみてください。大学卒業者はいくらという規定のはずです。東京大学卒業と神戸学院大学の卒業に差はありません。要は、学士を持っているかいないかの差だけです。
ということは、反対に、大学はどこに行こうが授業のレベルにあまり差がないということです。しかし、どんなふうに違うのでしょうか? それぞれの大学で授業内容が違います。どんなふうに違うかは、実際に授業が始まってからのお楽しみということにしましょう。

大学はどこに行こうがあまり関係ないことがわかりましたか。

では、もう一度、高等学校と大学では何が違うのでしょう、特に人文学部においてそれは、何を目的に、どんな本を読んで、どんな研究をするのかを、自分で考えなければならないということです。と言ってもまだ、ピンとこないと思います。

  今、皆さんがやることは何か?
大学ではどんなことをしよう。将来どんなことをする人間になろう。ということを考えてください。
例えば、人の役に立ちたいなぁ。神戸学院大学でどんなことができるでしょう。「ボランティア活動支援室」があります。
皆さんの手元に送られている『地域と繋がる大学』にその活動内容が書かれています。
先生になりたいなぁ、「おめでとうございます」神戸学院大学の人文学部では、どの科目群に進んでも、英語、国語、社会や地歴公民の免許が取れます。こんな贅沢な大学も他ではあまりありません。
まず、何をするにも大事なのは事前の情報取集です。
大学ホームページにも皆さんへのメッセージがたくさんありますから。
いろいろ見てください。
また、近々、このブログで会いましょう。

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