2020年4月7日火曜日

三年生のゼミ生へ12

見つかりましたか?

「大原研究室」で検索してみてください。
私は会計学の専門家ではありません。
そっちじゃなくて、神戸学院の方に来てください。
あなたが所属している研究室です。
「こんな研究室嫌だ!」
と思ってももう手遅れです。
ただ、写真にあるのは私の研究室ではありませんから、実際の研究室はこんな猟奇的な部屋ではありませんのでご安心を。

「大原ゼミ」
を選んでください。
大原ゼミではどんなことをしてきたかがわかりますが、
今はそこではなく、一番下にある
『サマルカンドの金の桃ーー唐代の異国文物の研究』の購読
の下にある緑色の
サマカン
をクリックしてみて下さい。
そっと隠しておいたのですが、今回は特別です。
皆さんと面と向かって授業ができないので、先輩たちの力を借りましょう。
ここには先輩たちがクリヤーした項目が隠されているのです。
つまり、あなたもこれをするのです。
ただ、みただけでは、「これ何?」っ感じですよね。

実は、前回見てもらった翻訳は本文だけで、注がありません。
例えば、一番最初に挙がっている「クローブ」の原典には、166から177までの12個の注が付いていて、それは翻訳されていません。
(「原典」というのは元の本のことです。『サマルカンドの金の桃』は翻訳でしたよね。ですので、元々は英語で書かれた『The Golden peaches of Samakand』という本です。つまり原典というのは、この英語の本のことを指します。歴史学の世界では、この「原典」という言葉はよく使われます。引用してきた元の本とか、元になった資料とかで使われます。)

そして、その注は今回探し出した大原研究室のホームページに注だけが取り出されているのです。
ややこしくなってきたと思うので、整理しておきます。
シェーファーが英語で書いた『The Golden peaches of Samarkand』という本を吉田真弓さんという方が日本語に翻訳して『サマルカンドの金の桃』として出版しました。
それとは関係なく吉田氏とは別の人が『The Golden peaches of Samarkand』のいくつかの項目を翻訳してインターネットで公開しています。
大原ゼミでは吉田真弓さんが翻訳した『サマルカンドの金の桃』を使って、シェーファーがどのような資料をどのように利用して項目を作り上げているかを、分解するという作業をしていて、その成果を大原研究室のホームページで公開しています。しかし、著作権の問題があるので、項目の本文は載せずに、注だけを載せています。
その理由は、シェーファーの引用には時々、間違いがあるので、吉田氏の翻訳のままでは研究書として使いづらいのです。
なので、大原研究室では、シェーファーの注を確認し直して、研究者が正確に情報を得られるようにしているのです。

おそらく、今日の夕方に緊急事態宣言が発表され、明日から緊急事態となるのですが、
私たちは泰然自若に研究に勤しめば良いのです。
世間に振り回されることなく、自己の研鑽に励むことこそが学生の本分であり、役目です。
そのために大学に来たのですから。
心落ち着いて、研究生活を楽しんでください。



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